昨日に引き続き、今日も「マンガのススメ」カテゴリです。
昨日の「沈黙の艦隊」と同時期、1990年代中頃に連載されていた作品です。

漫画家を目指す主人公と、それを取り巻く人たち。
原秀則ワールドが展開される漫画です。




作品紹介・あらすじ


作者は「ジャストミート」「冬物語」などの原秀則。

主人公は、漫画家を目指す高校生「多田野一郎」。
※この頃イチローが出てきた頃なので、「あのイチロー」ではなく、「タダのイチロー」と言う意味もあるんでしょう。

高校時代、縁があってプロの漫画家のアシスタントを務めるも挫折する日々。
高校卒業を間近に控え、一人の編集者と出会うことで、転換期を迎えます。
高校を卒業し、読み切りや短期連載を繰り返す中、高校の同級生で連載を持つ漫画家「ノリコ」と再会。
その後、初連載を迎えることになるのだが...。



評価


★★★☆☆



評価の理由


原秀則と言えば「ジャストミート」「やったろうじゃん」と言った野球ものか、「冬物語」「部屋においでよ」と言う、あるテーマを元に日常を描く物が多い印象ですが、この作品も「漫画」を舞台に日常が描かれている感じです。

才能には努力ってもんが必要なんだよ。
限界ギリギリまでアクセル踏み込んで、初めて輝いてくるんだよ。


この作中に登場する。僕が一番好きなセリフです。
スポーツの世界にしろ、芸術の世界にしろ、頭角を表す人たちは、例外なく努力をしている人です。

最近、努力してないかな〜。昔ほどのガムシャラさはないだろうな。
まぁ、もういい年なので、ガムシャラだけではダメなんですが、もう少しひたむきに努力する事があっても良いかも。