木曜・金曜と東京出張だったんですが、もう一泊して東京観光を楽しんできました。
今回は、僕の母校、愛知教育大学も参加している『ガラス教育機関合同作品展』です。
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参考:3/10-17 第6回 ガラス教育機関合同作品展 (GEN展)

とても良かった作品展ですが、今年の会期は明日の昼まで。
興味のある方は、是非とも足をお運び下さいませ。

実は私、20年ほど前の大学生だった頃、愛知教育大学 総合科学過程 総合造形コースと言う学部に所属しておりまして、ガラスを専攻していました。
僕の代が3期生と言う新しい学部ではありましたが、当時としてはガラスが学べる学部として、全国でも珍しい部類にあったと記憶しています。

そして、卒業後の1996年ごろから、全国のガラス教育機関(主に大学や研究所)では、「Glass Educational Network(G.E.N)」を構成し始めていて、2007年以降は合同作品展を開催しているようです。

今回、機会があって開催期間中に東京にいるので、行ってきたという次第です。

場所は上野公園にある東京都美術館。
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美術館としてのメインは「エル・グレコ展」でしたが、スルーして地下三階へ。
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気になった作品をご紹介します

全16機関、総勢102名の作品が一同に会していますので、それだけでも凄いのですが、作品のレベルが高くて、自分の学生時代が恥ずかしいです。
最も僕は、当時から落ちこぼれだったのですが。
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その中から、僕が個人的に気になった作品をご紹介します。
※順不同 僕が見た順です。

■ paf pif pang! ■
保戸塚 由布[東京ガラス工芸研究所]
遊園地のような作品。左下にあるハンドルを回すと、観覧車が実際に回ります。
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■ 願う 〜青き月の下で〜 ■
青柳 香乃子[東京ガラス工芸研究所]
月と言うよりは、小宇宙を閉じ込めたような球体と、それを取り囲む透明なガラスが印象的です。
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■ きずな ■
長谷川 直良[東京ガラス工芸研究所]
親と子を表現するような作品。お互いに向けられた触手(?)が絆を表現。
「寄生獣」の「ミギー」のようだな

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■ 塔 ■
森田 仲子[倉敷芸術科学大学]
ガラスの塔に階段や窓がありますが、階段は等の内側にあります。
壁の中にある階段のようです。

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■ ほのお ■
鎌田 菜摘[秋田公立美術工芸短期大学]
敢えて透明なガラスで構成された炎。躍動感がありますね。
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■ また、次へ。 ■
若林 祐里[秋田公立美術工芸短期大学]
オモテに見えている瓦礫っぽい何かと、その下に伸びている根っこの様なもの。
震災からの復興をイメージしているのかな?秋田だし。

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■ 蒔器 -しき- ■
宮島 夏紀[長岡造形大学]
四季と掛けているのでしょう。どこか日本伝統っぽい配色とデザインの小さな器が、春夏秋冬を表現しているのだと思われます。小ぶりで可愛く、欲しい作品です。
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■ 9^2(9の二乗) ■
和田 絢太郎[筑波大学]
10cm四方ぐらいのプレートに国旗(?)がデザインされています。
少し端を湾曲させているのがいい感じですね。

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■ Soft germ glasses ■
三木 安奈[近畿大学]
ガラスで作られた森。どこか「風の谷のナウシカ」の腐海をイメージしてしまう。
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■ Metal or Glass ■
横山 海渡[大阪芸術大学]
タイトル通り、見た目はMetal。写真だと陶器にも見えますね。
しかし、れっきとしたガラスの作品です。
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■ apples ■
清水 柾[大阪芸術大学]
見た通り、可愛らしい林檎の形をしたグラス。 
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■ やさしさ ころころ ■
林 彩加[武蔵野美術大学]
コレが今回のイチオシ作品です。パッと見は可愛い感じのオブジェかペーパーウェイトと言う感じ。
所がよく見ると驚きが隠されています。
もう、購入したいほどの作品ですね。
 
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ガラスの塊の中に、それぞれ別の世界が表現されているんです。
左には鶏が。右はおそらくは公園。右側にシーソーが見えますね。

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こちらはどちらも学校と思われます。
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■ 夜、光へ ■
土屋 瑛子[武蔵野美術大学]
遠目には、漆の作品かと思える趣。もちろんガラスです。板ガラスが5層ほど重ねられた作品です。
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■ a Twin ■
伊藤 真知子[富山ガラス造形研究所]
コレもガラス作品だとは信じがたい逸品。作品には触れていませんが、糸で編んだような見た目と質感です。 
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■ 輝 ■
鍵谷 涼[愛知教育大学]
我が母校の作品。現在は僕の先輩に当る人が教えているはずですが、偶然なのか、影響を受けているのか、その先輩の作風に似てますね。 
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■ 二十四節気 ■
遠藤 うらに[日本デザイン専門学校]
作品としての完成度はもう少し高めて欲しいと思いますが、アイデアは秀逸。
このアイデアで、別の表現をしてみても面白いと思います。
 
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■ 宿る ■
多田 未菜美[名古屋芸術大学]
ガラス作品なのは間違いありませんが、一本一本がレースの様なガラスの糸。
それを球状に構成するのに、どれだけの手間がかかっているのやら。 
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■ 霞渡る ■
今村 有佐[富山ガラス造形研究所]
レースグラスの作品は、他にも幾つもありましたが、個人的にはコレが好き。 
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■ 生成 ■
大沼 彩香[女子美術大学]
また繊細な作品の登場です。触ると崩れてしまいそうな程の薄さです。
どうやって作ったのか、全く想像できません。 
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■ 個性の共存 ■
馬場 麻維[名古屋芸術大学]
こぼれたグラスの液体はおそらくは樹脂だと思いますが、真相は不明。
仮にこれもガラスだとしたら、どうやったのかを是非聞きたい。
布地にもくっついていましたからね。 
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全体を通して

冒頭にも書きましたが、レベルが高いです。
今すぐにでも買いたい様な作品もあれば、将来が楽しみな作品もあり、また来年も見に行きたくなった作品展でした。

今回は出展していない機関もまだあるようなので、いろんな機関の作品を見てみたいものですね。



オマケ

帰りがけ、何やら面白そうなショーが。(時間がなく見ずに移動)
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実は準備中も丸見えで、ちょっとマヌケな感じもありました。
お着替え中のピッコロ。
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上野公園は桜がキレイなんですよね。
今日はまだ咲いていませんでしたが。
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そして、スタバもオシャレ。
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すっかり春の陽気の上野公園でした。